海よ 空よ 大地よ BEACH葉山代表のブログ

BEACH葉山代表が書くブログです。 日常生活の出来事がアップされています。 読めば読むほど、上達するとかしないとか。

BEACH葉山の誕生物語 II
時間を少し巻き戻してみます。

そもそもどうしてBEACH葉山が誕生することになったのでしょうか?
そのきっかけは何だったのでしょうか?

15年も経つと、その頃のことを覚えている方も少なくなってきました。
舞台裏を全てお話しすることはありませんが、15周年記念ということで、ここで少しだけ公開させていただきます。

BEACH葉山ができる前のお話しです。
BEACH葉山の創業社長となる黒野さんは、元々は医療機関の出身で、新たに「美しい自然の中で健康になる」というコンセプトでビーチヨガや近隣でトレイルランニングのプログラムを葉山で実施されていました。

私もそのプログラムに参加させていただいていました。
プログラムの内容は今と殆ど変わりません。
海風にあたりながらのヨガ。
舗装路ではなく、野山を駆け回る。
圧倒的な爽快感。
これは気持ちがいい。


2007年初頭。
黒野さんから私宛に連絡がありました。
相談があるとのことでした。
早速お会いして話を伺いました。
以前から起業されたいのかなと感じていました。
恐らくその話なのだろうとは思っていました。

提案資料を作り込んで来られました。
アウトドアフィットネスの事業化を目指したいとのことでした。
プログラムに参加させていただいていましたし、その意義は十分に理解していました。
金融機関に長く勤めてきたこともあり、それまで多くの経営者や、起業家にお会いしてきましたが、ここまで心を揺さぶられたことはありませんでした。
只ならぬ才能を感じました。
しかし、従来のフィットネスクラブの運営からは全く異なる事業になることは明らかでした。

駅の近く。最新のマシーンを配備したジム。プールにジャグジー。
これがフィットネスクラブの基本です。
BEACH葉山には、何一つない。
しかし、自体重で鍛えることでできることはとても多い。
世界一大きなプールが目の前にある。
マシーンでローイングするならば、船を漕げばよい。ランニングマシンの上を走るならばトレイルを走ればよい。
このようなコンセプトはあまりにも魅力的でした。
しかし余りにチャレンジングでした。

私の中では、海でしか生活ができない人に適正な仕事を提供する場を作りたい。笑顔と健康をメンバー様にご提供し、地域に愛される施設を作りたいとの考えと合致しました。

様々な課題も明らかになりました。
まずは安全面です。アウトドアには危険がつきものです。細心の注意と、技術を持ったスタッフで運営する必要がありました。
そして、安全を確保するためには、人数を絞らなくてはなりません。つまり、一度に対応できる人数が限られ人件費が嵩むということです。

黒野さんはアーティストです。
素晴らしい発想の持ち主です。
その思考を具現化するためのお手伝いをしたいと思いました。
しかし、それからの道は平坦ではありませんでした。

                                                   続く

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